肩こりや腰痛の原因であるコリの芯をゆるめるには!

筋肉のコリはどんなものですか?

コリには芯がある!

筋肉のコリには、必ずといって芯があります。この芯を筋硬結(きんこうけつ)と呼びます。この筋硬結が、筋筋膜性疼痛症候群(MPS)を引き起こし、いくつかの症状をもたらします。

〇痛み:特に触ると強い痛みを感じる部分がある。
〇動きの制限:筋肉の柔軟性が低下し、関節の動きが制限される。
〇疲労感:筋肉のこわばりにより、常に疲労を感じることが多い。

このコリの芯は、単に硬いだけでなく、水を含んでむくんでいることがわかっています。これを筋浮腫と呼びます。そのため、コリの芯である筋硬結は大きく触れることが多いです。米粒大の大きさで、触れづらいものもあります。硬いだけでなく、むくんでいるため、コリコリやプリプリ、ザラザラなど、触った感じは様々になります。

写真は背中にあるコリの芯である筋硬結を示しています。背中がハリやすい方は、きっと「そのあたり」と思われるかもしれません。

このコリの芯の全体は、触ると他の箇所よりも痛みを感じやすいです。それは、筋肉内が酸性化しているため、感覚神経が過敏になっているからです。なかなかやっかいですね。でも、悪いところがわかれば、ゆるめるだけですので安心してください。

コリの芯はなぜできるの?
それを知っておけば防ぐこともできますね。

コリの芯ができる原因はいくつか考えられます。ありがちなのが、長時間同じ姿勢を保持することです。デスクワークや運転など、長時間同じ姿勢を続けることで筋肉に負担がかかります。同じ姿勢を保持すると、筋肉の持続的な収縮により筋肉内の血管が細くなり、組織に酸素や栄養分を運べなくなります。

また、持続的な負荷が組織に微細な損傷を引き起こします。大きなストレスをかけていないのにと思われるかもしれませんが、いつも同じ箇所にストレスをかけることで、微細な損傷が起こります。この損傷は炎症を引き起こすことになります。炎症が起こると、その組織は酸性化し、感覚神経の過敏を引き起こします。日頃からの姿勢ストレスから回復しないと、循環が悪い状態が続き、自然回復せずに慢性的な炎症状態へとつながります。

どうやって、コリをゆるめるのですか?

コリの芯である筋硬結をゆるめる方法はいくつか考えられています。

1.ストレッチと運動
 コリの芯である筋硬結を解消するための最も基本的な方法は、定期的なストレッチと運動といわれています。ストレッチは軽く、運動は強い負荷を加えずに大きく動かす体操が良いです。ラジオ体操でも良いほどです。

2.マッサージやもみほぐし
 プロフェッショナルによるもみほぐしは有効です。ただし、コリの芯である筋硬結部にしっかりと圧刺激を加えないと意味がありません。あくまでもコリの芯をゆるめるのであって、コリの芯を外して刺激を加えても意味がありません。当ラボでは、コリの芯をつかまえることが、ケアの第一歩と考えています。

コリの芯に圧刺激を加えるセルフケアも大切です。日頃からこつこつとセルフケアを行うと、思った以上にコリは取れるものです。

3.生活習慣の改善
 生活習慣といっても姿勢の改善です。しかし、一般的に言われている「日常生活での姿勢を見直し、正しい姿勢を保つよう心がける。」ではなく、同じ姿勢を保持しないことが大切です。良い姿勢だけでも筋肉にストレスがかかります。実際、良い姿勢の人にも筋肉のコリはあります。同じ姿勢を保持すると同じ筋肉がいつも収縮しますので、持続的な収縮を避けることが何よりも心がけることです。

良い姿勢と休息した姿勢の両方を交互に頻繁に繰り返すことが大切です。

4.温熱療法
 温熱療法はとても良いです。入浴で筋肉を温めたいところですが、長く入浴しているとのぼせます。そのため、使い捨ての温めるシートを使うのも良いです。ドラッグストアーで購入できます。6時間以上で長めに温めることで循環を良くしていきます。長い時間、温めるのがポイントです。なお、寒いときに使うカイロでは、やけどを起こすことがありますのでお勧めできません。

解決方法がわかれば、しつこく実施するだけです。「しつこく」です。